その7 “BUSINESS CYCLES and ECONOMIC POLICY “ Erik Lundberg

今回の本書は洋古書店のカタログをみて最近、手に入れたものであります。投稿者も若干の洋書は保有していますが、都内等でも社会科学関係の洋古書を一定規模以上専門的に扱っている書店は余り多くは無いと思われますが、ここで投稿者の(多くの専門的研究者…

その6  “資本主義と自由“ ミルトン・フリードマン

今回の投稿テーマは表記のフリードマンの主著の一つとされる“資本主義と自由“です。実はこの本はインターネット経由で手に入れました。古書店(街)は、文化的意義に於いても存在価値が高いわけでありますが、書名等解っている物についてはインターネット経…

その5  “株式会社法変遷論“  大隈健一郎

投稿者も、自らの仕事を持っている為、更新は極力行いたいと思っていますが、間々ならない事もあり若干の読者の皆さんにご迷惑をおかけしています。さて、本投稿のある意味難しさは、“書評“とは違って“未読の物の感想を書く“と言う事にあります。当然、全部…

その4   “経済学“  サミュエルソン

第4回目の投稿は“サミュエルソン 経済学(上下)である。サミュエルソンがどうかしたのか?と言うのが大方の若干の読者の方の感想であると思いますが、投稿者自身もつい最近まで、サミュエルソン ウン、あの“新古典派総合“で80年代以降力が無くなった経済…

その3 “An analysis of Soviet views on John Maynard Keynes.“  Carl B. Turner

興味有るテーマその3回目です。次から次へと“未読の本“ばかり挙げると投稿者は“本は買うが全然読んでいない“という事になりそうですが、一応弁明しますと読んではいないが“一応当たりは付けている“という事ぐらいは言っておいた方が良いかもしれませんが、…

その2  “景気変動と企業合同“  カール・ムース

年が明け、新年おめでとう御座います、と言いたい所ですがそうは言ってられない方も多い本年の年明けだとも思います。投稿者も参拝に行ってきましたが例年よりも、人出が少ないように見受けられました。昨年顕在化した経済危機も今年の前半、どのような政策…

その1  “証券市場に於ける景気観測の原理“  オットー・ドンナー

“興味有る本及びテーマ(古書店の効用)として第一回の投稿をしたいと思います。 投稿者は“学者“では有りませんので、“嗜好“で何らか勉強したいとは当然にも思っていません。なんらか“現実の諸問題の解決“に役立ちうる目的でない物は何の意味も無い只の暇つ…

不況が深刻では有りますが、基礎的学習も大事です。

前回までの投稿で、景気政策の有り方について一応の説明を試みました。 今日のニュースでも派遣社員が解雇され住む所も無い等、深刻なニュースが多く見られます。 投稿者は以前より別サイト等でも言ってきましたが、投稿者が“未だ若かった“頃と比べて“時代が…

景気政策入門講座−12 現状での基本認識と政策提案の基本方向−3

前回までで現在の問題である景気政策の基本方向について述べて来ましたが、若干の読者の方々もお気づきと思いますが、“国際協調“の有り方について、若干の方向性について補わなければならない事が有ると言う事です。 ▼国際間の“国際収支と金融政策−金利政策…

景気政策入門講座−11 現状での基本認識と政策提案の基本方向−2

政策提案の基本方向の一回目で、まず、財(物)市場(概ね的にはGDP)と金融市場の成長アンバランスを国際協調を旨としながら克服しなければならない事を述べました。 第9回の投稿で物市場の一般的供給能力過剰状態を克服する為の方策について述べました…

景気政策入門講座−10  現状での基本認識と政策提案の基本方向−1

前回まで“不況“の基本的経済構造とその方策について順次述べて来ましたが結論的方向が解っている時にそれを徒に引き伸ばして居る事は、若干の読者諸氏にももうしわけ有りませんので、ここで判明している限りでの、景気政策にかんする現状での基本認識と投稿…

景気政策入門講座−9  “生活物資(消費財)“の需要はどうしたら増えるか。−1

ー 前回投稿で、不況期においては“物“市場のまずは“生活物資“の需要を拡大すべき事を述べましが、考え方としては二つの点があると思われます。 まず所得(収入)をイ)一般勤労者(一般的には給料)ロ)富裕層の人々の収入(株の配当等)とまずは考えます。 …

景気政策入門講座−8  “物の性質“により購買者は違う

予め若干お断りして置きますが、本サイトは当然、特定の政党を支持する立場には立ちません。 投稿者の私見に於いては“経済学は科学“であり、それによって人々の生活が良くなるものであり、従って“何らかの先入的観念“では当然無く、例えば100円の物を200円で…

景気政策入門講座−7 “景気政策“の目標とは

前回投稿で“物生産、市場“に一般的に供給力過剰の状態が有り、それは“不況“の時には明確に拡大すると述べましたが、ではどうするのかと言えば、その他方で一般的に“不況“の時には“金融市場“にも“お金“の流入が減る事は前にも述べましたが、ここで念頭に置い…

景気政策入門講座−6 “物“市場は不況時は一般的供給過剰

前回投稿で、経済社会を“経済学的“に見る角度について話しましたが、 又二回目の投稿で“不況“の根本的現象は “物“が売れないことと“金融市場“にお金が入ってゆかない事と話しました。 4回目の投稿でこの経済社会の二つの市場 物市場と金融市場は“物市場を土…

景気政策入門講座−5 “ミクロ“と“マクロ“  部分は全体になると?

前回投稿で、“物の市場“と“お金の市場“の関係について述べましたが、今回は経済社会“全体“を見るのに重要な問題について投稿したいと思います。 ■ミクロ・マクロによる経済の見方■ それは何かと言いますと、経済の“全体“を見る場合の“視点“が必要であると言…

景気政策入門講座−4 “物 市場“と“お金 市場“

前回投稿で“需要 供給“は実際は繋がっていると言う事を説明いたしましたが、今回は一回目でいきなり、[実物]、[金融]との区分を示しましたが、それはこの経済の“市場“が基本的には“実物財“と“お金−金融“の二つの市場から成り立っている事を示した物です…

景気政策入門講座−3 “需要“と“供給“は繋がっている

■経済学に於ける“需要“と“供給“■ 前回、“不況“とはそもそも何であるかと言う事について書きましたが、要はこの(市場型)経済体に於ける“市場“−物・(サービス)・金融−取引の内容である “実物“に於ける“物が売れない現象“及び“金融市場“に“お金“が入ってこ…

景気政策入門講座−2 そもそも“不況“とは何か

本日、この題での2回目の投稿を行いたいと思います。本投稿は前回説明しましたように大学へ行かなかった方(金銭的理由等で行けなかった方)、又大学も経済系以外の学部に入られた方に解るように書いてゆきたいと思います。(全体で十数回程度以内で書いて…

景気政策入門講座−1 初めに

本日から“景気政策入門講座“の投稿をはじめたいと思います。かなりある意味“大胆な試み“ともいえるかもしれませんが、先日述べましたように、昨今の経済情勢−経済的不安定状態は一般サラリーマン(ウーマン)、自営業の方々にとって大変な脅威と言えると思い…

経済学・“景気対策(景気政策)“は当面する第一の社会問題。更に地球環境問題も。

昨今、これだけ経済的不安定が大きくなると、経済状態を安定させる事、“景気対策(景気政策)“は我々の当面する最も大きな社会問題といわざるを得ません。アメリカから始まった今回の経済的混乱、“不況状態“を克服する事は我々のこの社会の安定を確保する為…

“景気“の問題が大きな政治問題となっています。

昨今、アメリカの金融市場から始まった景気後退が大きな問題となっています。ネット上で見ると“景気問題“と“構造改革問題“をごっちゃにしたように問題把握の論点に大きな錯綜が見られます。つまり、“構造改革“をすれば景気が良くなるというような論点的勘違…