2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

その1  “証券市場に於ける景気観測の原理“  オットー・ドンナー

“興味有る本及びテーマ(古書店の効用)として第一回の投稿をしたいと思います。 投稿者は“学者“では有りませんので、“嗜好“で何らか勉強したいとは当然にも思っていません。なんらか“現実の諸問題の解決“に役立ちうる目的でない物は何の意味も無い只の暇つ…

不況が深刻では有りますが、基礎的学習も大事です。

前回までの投稿で、景気政策の有り方について一応の説明を試みました。 今日のニュースでも派遣社員が解雇され住む所も無い等、深刻なニュースが多く見られます。 投稿者は以前より別サイト等でも言ってきましたが、投稿者が“未だ若かった“頃と比べて“時代が…

景気政策入門講座−12 現状での基本認識と政策提案の基本方向−3

前回までで現在の問題である景気政策の基本方向について述べて来ましたが、若干の読者の方々もお気づきと思いますが、“国際協調“の有り方について、若干の方向性について補わなければならない事が有ると言う事です。 ▼国際間の“国際収支と金融政策−金利政策…

景気政策入門講座−11 現状での基本認識と政策提案の基本方向−2

政策提案の基本方向の一回目で、まず、財(物)市場(概ね的にはGDP)と金融市場の成長アンバランスを国際協調を旨としながら克服しなければならない事を述べました。 第9回の投稿で物市場の一般的供給能力過剰状態を克服する為の方策について述べました…

景気政策入門講座−10  現状での基本認識と政策提案の基本方向−1

前回まで“不況“の基本的経済構造とその方策について順次述べて来ましたが結論的方向が解っている時にそれを徒に引き伸ばして居る事は、若干の読者諸氏にももうしわけ有りませんので、ここで判明している限りでの、景気政策にかんする現状での基本認識と投稿…

景気政策入門講座−9  “生活物資(消費財)“の需要はどうしたら増えるか。−1

ー 前回投稿で、不況期においては“物“市場のまずは“生活物資“の需要を拡大すべき事を述べましが、考え方としては二つの点があると思われます。 まず所得(収入)をイ)一般勤労者(一般的には給料)ロ)富裕層の人々の収入(株の配当等)とまずは考えます。 …

景気政策入門講座−8  “物の性質“により購買者は違う

予め若干お断りして置きますが、本サイトは当然、特定の政党を支持する立場には立ちません。 投稿者の私見に於いては“経済学は科学“であり、それによって人々の生活が良くなるものであり、従って“何らかの先入的観念“では当然無く、例えば100円の物を200円で…

景気政策入門講座−7 “景気政策“の目標とは

前回投稿で“物生産、市場“に一般的に供給力過剰の状態が有り、それは“不況“の時には明確に拡大すると述べましたが、ではどうするのかと言えば、その他方で一般的に“不況“の時には“金融市場“にも“お金“の流入が減る事は前にも述べましたが、ここで念頭に置い…

景気政策入門講座−6 “物“市場は不況時は一般的供給過剰

前回投稿で、経済社会を“経済学的“に見る角度について話しましたが、 又二回目の投稿で“不況“の根本的現象は “物“が売れないことと“金融市場“にお金が入ってゆかない事と話しました。 4回目の投稿でこの経済社会の二つの市場 物市場と金融市場は“物市場を土…

景気政策入門講座−5 “ミクロ“と“マクロ“  部分は全体になると?

前回投稿で、“物の市場“と“お金の市場“の関係について述べましたが、今回は経済社会“全体“を見るのに重要な問題について投稿したいと思います。 ■ミクロ・マクロによる経済の見方■ それは何かと言いますと、経済の“全体“を見る場合の“視点“が必要であると言…

景気政策入門講座−4 “物 市場“と“お金 市場“

前回投稿で“需要 供給“は実際は繋がっていると言う事を説明いたしましたが、今回は一回目でいきなり、[実物]、[金融]との区分を示しましたが、それはこの経済の“市場“が基本的には“実物財“と“お金−金融“の二つの市場から成り立っている事を示した物です…